思い出品を手放しても大丈夫な理由
「思い出品はなかなか捨てられない」って言いますよね。
お客様宅でも、
「これは子どもが初めて履いた靴なので捨てられません…」
「これは大切な思い出が詰まったバッグなので、取っておきたい!」
なんて言われることもしばしば。
私はお客様に対して、モノを無理矢理捨てさせることはしません。アドバイスはしたとしても、決めるのはお客様自身です。
…という話はひとまず置いておいて、今日は私自身について話します。
私は思い出品を結構捨てられるほうです。
子ども用品はほとんど人にあげたり捨てたりしていますし、自分自身の思い出品もクリアファイル1つ分しかありません。
育児日記も付けていたのですが、ある時ふと
「これ、結局は私の自己満足だったんだな。満足したからもう要らないなぁ…」
と思い、数ページを残して処分してしまいました。
写真は大好きなのでアルバムにまとめて取ってありますが、
「これは絶対何があっても捨てられないのか?」
と言われれば、そうでもないです。
災害に遭ったりして考え方が変わるかもしれませんが、現時点での私の考えはこんな感じです。
なぜかというと、「思い出品がなくても思い出は消えない」と確信しているから。
むしろ、「思い出品を捨てたとしても、なかなか消せない思い出もある」と知っているからです。
ある人からの手紙を捨てても、それを受け取った時の嬉しい気持ちは消えないし、どうしても忘れられない。
子どもが使っていたおもちゃを捨てても、それを使って一緒に楽しく遊んだ時間は消えない。
そういう風に考え、思い出品をほとんど手放しています。
もちろん、誰にも強制するつもりはありません。
ただ、注意点は
「モノには思い出と違って実体があり、沢山集まると管理や手入れや収納が必要になってしまう」
ということ。
だから、今後手に取る必要がないモノについては、カメラで撮ってデータや現像した写真として残すことをオススメすることもあります。
そして厳選して残った思い出品こそ、あなたにとって珠玉の品。少なければ少ないほど、大切にできるものです。
思い出品が沢山あって管理に困っている方は、このように考え方の転換をしてみてはいかがでしょうか?
モノを減らして身軽になると、「今のあなたにとって本当に必要なモノ」が見えてきます。
思い出品は断捨離するには難しい存在ですが、家の収納量や管理可能量に合わせて、うまく付き合っていけるといいですね。
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